現在の日本では、カイロプラクティックの院を開業するための国家資格が整備されていない状態です。 アメリカなどの主要先進国では、カイロプラクティックは西洋医学に次ぐ医療として国家資格制度が整い、その資格を得るには大学に入学して、医師とほぼ同レベルの専門教育を受ける必要があります。
このため
「お客様が検討されているカイロプラクティックの院の先生が
『国際基準を満たした、4年制以上のカイロプラクティックを専門教育とする全日制の大学を卒業(授業数4000時間以上)している』」
ことが目安となるでしょう。
その他にも、以下のような判断基準が挙げられます。
- ・清潔な環境であること
- 店舗内が清潔であることはもちろん、店舗のまわりの環境がよいことも重要です。
- ・患者様のお話をしっかりと聞き、きちんと説明してくれる院であること
- 患者様のお電話での相談や、初回来院の際の検査時など、患者様の話をきちんと聞き、またしっかりとした説明をしてくれる院でしたら大丈夫でしょう。
- ・料金
- カイロプラクティックの治療費は地域にもよりますが、大体5000円~8000円くらい、初回はこれに初回料金を3000円~5000円くらい加算するところが多いようです。
- 極端に安い場合は、その料金設定は客寄せで他に目的がある可能性もございます。物品販売(ふとん、まくら、健康器具等)を目的としている場合もあるようですので、ご注意ください。
- ・口こみ、患者様のご紹介の比率が高いこと
- 患者様のお友達・信頼できる方が通われて“症状がよくなった”“治った”といったところでしたら、きちんとした院である確率が高いでしょう。
- ・予約制で、施術は毎回同じ人であること
- 1人の患者様に対して、毎回同じ施術者が対応させていただくことにより、患者様の健康に、より責任をもって施術をさせていただくことが可能です。
なお、以下のような場合についてはご注意ください。
- ・健康保険が使えるカイロプラクティック
- 健康保険が使えるカイロプラクティックというものは、日本には存在しません。
- 保険診療には「保険がきく範囲」があります。 整骨院や接骨院では「打撲・捻挫・脱臼・骨折」に保険はききません。「肩こり・腰痛」といった慢性的な疾患は、保険の適用ではないとされております。
- 保険治療では、スポーツをしていて肩をねじってしまったり、高いところから落ちて腰を打ってしまった、といった急性のものしか取り扱いはできません。そして、保険診療でできる治療というのは、一般的には電気治療や保存療法です。
- じっさい、急な腰の痛みで整骨院・接骨院にいけば初診でも1,000円程度ですむようです。が、これは「急性の腰部捻挫」としての診療料金です。
- 「慢性の腰痛で」カイロプラクティックにいけば10,000円くらいかかりますので、10倍かかるのです。そのかわり、早く治りやすい、再発しにくい、など、効果の違いがあるのです。
- 慢性の肩こりや腰痛の解消に有効とされているカイロプラクティックそのものに対しては、保険というものが健康保険では設定されておりません。ですので、もし整骨院の施術者がカイロプラクティックを学んでいたとしても、それを保険で行うことはできません。また反対に、カイロプラクティック(整体)では打撲・捻挫・脱臼・骨折は取り扱えません。
- ・誇大広告
- 「一発で治る」や「○○という難病も治る」といった誇大広告にはご注意ください。 じっさいに、患者様の自然治癒力が高まることにより難病に効果があることもございますが、確約できるものではございません。